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中古カメラの世界にハマり、写真にハマりました。独学の写真日記やら、カメラのレビューなどなど。

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写真集物語第2話:Stephen Shore「Uncommon Places:The Complete Works」




「かっこいい写真を撮るには、良い写真をたくさん見ること」
…だと思うわけなので、写真集もいろいろ買ってみています。

そもそも本が大好きです。
古本屋にいると心が落ち着きます。

以前は、全然見ることがなかった「写真」の棚に、
カメラに興味が出たせいで、いまは真っ先に行きます。
楽しみが増えて楽しいです。

この写真集物語では、お気に入りの写真集をご紹介。
2冊目は、スティーブン・ショアの、
Uncommon Places:The Complete Works」です。




スティーブン・ショアは、
ニュー・カラーという、写真のムーブメントの旗手で、
彼以降の多くの写真家に影響を与えた、パイオニアです。

この「Uncommon Places:The Complete Works(2002)」は、
オリジナルの「Uncommon Places(1984)」の完全版だそうです。


_IGP7537.jpg



僕も、ちまたの例に違わず、
川内倫子さんとか、ホンマタカシさんとか、佐内正史さんとか、
「いつも見ているあたりまえの風景」を切り取った写真が好きです。

そこに見えるのは、
当たり前の風景、故の、郷愁とか、叙情とか、
ノスタルジックで、ロマンチックなものだと思います。

彼らが切り取った、
「いつもの東京の風景」が、新しく見えたのは、
90年代後半から00年代初めのことですが、
現在でも日本の写真、特に雑誌メディアでは、
彼らを追従した写真で溢れています。
もはや主流です。

その、いまの日本の写真にみられる、
日常を切り取ったスナップスタイルの、
明るい写真の源流こそが、
ニュー・カラーであり、そのムーブメントの張本人が、
スティーブン・ショア、というわけです。




この「Uncommon Places:The Complete Works」は、
すごーく良い写真集です。

写っているのは、70年代のアメリカの日常的な風景です。
でも、古くささはまったく感じさせない、
魅力的な写真ばかりです。見応え充分。買ってよかった。

オリジナル版も見たことあるのですが、
Uncommon Places:The Complete Works」の方が、印刷が奇麗。
製版の精度が高くて、アミ点も見えないし、こっちで正解でした。
(昔の写真集や画集は印刷悪いですからね)



_IGP7536.jpg



それから、「Uncommon Places:The Complete Works」の、
最大の魅力は、ロードムービー的であることです。

僕は、ヴィム・ヴェンダースの映画が好きなのですが、
彼の名作「パリ・テキサス」は、まさに、ニュー・カラーを、
映画に取り入れた代表作ですね。

スティーブン・ショアは、
10代の頃、ウォーホールのファクトリーに出入りしていたんだそうで、
その後、ロバート・フランクの道程をなぞって、
アメリカ中を旅して廻ったのだそうです。

この写真集は、
まるで、ヴェンダースの映画のような、
ロードムービーな写真集でもあります。







つづく


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  1. 2008/05/20(火) 22:54:20|
  2. ●写真集物語(写真集レビュー)
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